業務システム開発する上でのデータベース設計の勘所
データベース設計の手順
システム化分析
- システム化対象範囲の業務プロセスを視覚化する
- アウトプット: フロー図 (誰がどの手順で業務を行っているのか)
論理データモデル化
- ビジネス視点でビジネス活動をデータモデルとして視覚化する
- アウトプット: ER図 (ビジネス視点の用語を使う、関連を洗い出すことを優先)
物理データモデル化
- 開発者視点のデータモデルを視覚化する
- アウトプット: ER図 (開発者視点の用語を使う)、テーブル定義書
システム化分析と論理データモデル化は一度だけやれば終わりというよりかは、 何度かいったりきたりしながら詳細を詰めていくことになると思う。
開発当初は一部の業務をシステム化したいという話であっても、 ビジネス全体を通してデータを繋げたいというのはよくある要件なので、
まずは対象範囲を絞らずに一度ビジネス全体の論理データモデルをまとめたい。
開発者は物理データモデルに進みたくなりがちだが、
この論理データモデルまでの設計が固めてから進めないと、 開発してから大きな負債が残ってしまうのでここは関係者と時間をかけてすり合わせること。